げんぱつくん さよなら    

しろくまのデモ 

              


洗面所で どうせ
着替えるからと
豪快に 顔を 洗い
首まで 洗いよると
娘っこが やってきた

私の濡れたTシャツを 見て
「 あーあっ
びっしょびしょに
なっちゃった 」
と 言い また
居間に 戻って行った

たったったっ と
足音が して
振り向くと
私の部屋着を
差し出して
「 着んさい 」
と 言う








お昼に 2人で
レーズンいり
ホットケーキを
作った

娘っこは 混ぜるのと
レーズン味見係

米粉のレシピは
さっぱり もっちり
美味しい

1枚を 2人で 分けて
私の皿は ぺろっと
からっぽに なった

「 あー まだ 食べたいなー
あっ! あった あった!
おかわり くださーい 」
と 娘っこの お皿を
指差してみた

「 だめよ これ
ほーちんの! 」
と お皿を 抱えむ 娘っこ

じゃけど すこし
間を おいて
「 いっしょに たべよっ 」
と お皿を 差し出してきた

自分のフォークに
1切れ 刺し
さあ さあ と
私のフォークを
指差して 促してくる

「 えーっ!くれるん?
ありがとう
ええんよ
食べんさい
食べんさい 」
あわてて 辞退する











2017.04.24*-







 








毎朝 娘っこの髪を
ふたつに 結う

櫛のはしっこで
後頭部に すーっと
すじを 入れると
からだを よじらせて 笑う

今日は
いちごちゃんで
結ぼっか

結び終えると
娘っこは 左の手で
左の髪を 撫でた
「 かわいくした? 」
それから 反対の束も
右手で 確認して
「 こっちも かわいくした? 」

おおーっ
幼稚園女子みたいなこと
言うてからーーっ
夫と 目を 見合わせる

4月になってから
袖も 噛まずに
たのしげに 通いよる










2017.04.19*-







 


アレルギーのはなし
その1

p ス



( 注. 長文です )






入園は 娘っこにとって
アレルギーとの出会い
でも あった

娘は 食べられん物が
あることを
たぶん 知らんかった

家では 3人が
卵乳ぬきの食事を しよるし
チーズや ヨーグルトや
スコーンや クッキーや
卵焼きもどきまで
ありがたいレシピのおかげで
作って 食べられる

そして 外では
卵や乳を 使った
会食の場は
なるべく 避けてきた

娘の通う 幼稚園は
アレルギーにも
細やかな配慮を
してくれるところで
娘っこが 入園してから
全員の おやつを
卵乳ぬきに
変えてくれた

娘の 入園前には
卵アレルギーの子に
合わせて 卵なしを 皆で
食べていたのらしい

みんなと 同じ物が
食べられるなんて
本当に ありがたい

集団生活の中で
たった1人のために
皆が 合わせてくれる
なんてこと
あるんじゃなあ

普通は1人だけ 家から
持参した 別のおやつを
食べることが 多い

うちの幼稚園でも
月に1度
パンや チーズを
食べる日が あり
行事のおやつには
卵乳入りも 出る

できるだけ
みんなの食べ物に
似たものを 探したり
作ったりして
持たせるけれども
それは やっぱり
似て非なるものじゃ

週に1度
給食センターから
来る 給食には
卵と乳の除去食が
あるけれど
部分的に 他の子と
全く違う メニューに なる

みんなと 同じものが
食べられんことを
娘っこに
理解して もらわねば

入園前に 先生方と 話し合って
人と 同じものが
食べられない経験を
家で しておくことに なった

ほいじゃが
コショウや わさびでも
同じように
食べたがる 娘の前で
卵やら 食べるのは 気が重い

ぐずぐずと 先延ばしにした

でも お友達の
お弁当や給食の おかずを
もらって 食べんように
分かってもらわんといけん

ご近所のおじちゃんや
お友達に お菓子を
もらう機会も
増えてきたけど
食べちゃいけんと
知ってもらわんにゃ
命が 守れん

スーパーで
味付き ゆでたまごを
ひとつ 買い 夫に
食べてもらうことに した

「 ほーちんは 卵と 乳製品を
食べたら かゆい かゆい
くるしい くるしい
って なるけんね
この卵は
いっちゃんに あげるね

卵と 乳製品は
食べられんけど
幼稚園でも 家でも
かわりに 食べられる
美味しいものを
先生も だーちゃんも
用意するから
大丈夫じゃけんね 」

と 話した
私の緊張と 深刻さが
伝わったんか
いつになく 縮こまった声で

「 …… はい 。…… はい 。 」

と ちいさく 言うた
「 はい 」なんて
いつも 言わんのに

それから
初めて 間近に
見る ゆでたまごに
釘づけの
娘の視線を 浴びながら
夫は 卵を 噛み砕いた

「 いっちゃん …
おいしい? 」

また ちいさな声で 聞く

「 うん 」

と 夫は 答えた
味なんて せんかった
じゃろうに

そのあと
娘っこの ままごとに
しきりに 卵が 登場した

黄色い 葉っぱを ちぎって
「 たまごやきっ 」 とか
黄色いスポンジを ちぎって
白い タオルに のせ
「 ぐでたまご (茹で卵)」 とか
お皿の 料理らしきものを
「 これは たまごが
はいってるから
おいしいわよ 」
とか 言うてた

3人で そんな
入園準備を した












2017.04.17*-







 








娘っこと ふたり
食べものを かごに つめ
お花見ピクニック

草の斜面に
シートを 広げる

昨日の残り物
バナナと ちくわ
野菜ジュースに
お菓子も すこし

花見としては
貧相じゃけど
外で 食べると
やっぱり 気持ちええな

桜と 私を 交互に 見て
「 はなっ 、 あーちゃん
はなっ 、 あーちゃん 」
と 言うて あそぶ

あと 何回
こんな 春が
あるじゃろな




幼稚園に 行きだして
マイペースな 彼女なりに
ぐんぐん 成長していく
感じが する

こうやって
大きゅうなって
いくんじゃな

ほかの子と 比べると
いろんなことが
ゆっくりじゃけど
彼女のペースと
やり方を 信じて
見守っていこう

こうなってほしい
ああなってほしいと
期待したり
心配しすぎることは
今の その子を
否定するメッセージとして
伝わりがちなんじゃって

私が どしんと
落ち着いちょろう
… と 思う。

明日には また
すこし 成長して
変わっていく
今だけの 娘っこを
日々 堪能していよう




ひだりあしあし











2017.04.14*-







 












2017.04.11*-







 







「 これはごちそう?! 」
はじめての 菓子パンに 大喜び

夫と 娘と 3人で
卵乳不使用の
パンを 焼く

あんパン
いちごカスタードパン
ひと口かじった
レーズンパン( 娘っこ作 )

あまい 昼ごはんに
目を まるくして
「 おやつ?? 」
って 言うた



ハート



豆乳と 米粉の
カスタードクリームが
さっぱりして
美味しかった


「 白崎茶会のかんたんパンレシピ 」より






+ + +




娘っこの 風邪で
旅行を 泣く泣く
キャンセルした
連休じゃったけど

家に こもって
皆で ゆっくり
過ごすのも
ええもんじゃな



娘っこの アレルギーが
なかったら
パンなんて きっと
焼かんかったけど

こうして 皆で
作って 食べるんも
ええもんじゃな



そういう
もんじゃな



そもそも 私が
20代で 病気を
せんかったら
ここで 3人が
おることも
なかったもんな



ここで いま
食べる
クリームパン ああ



でも 春休み中
家で 咳しよったから
ホットケーキや
クレープや
ホットビスケットやら
いっぱい 作って
食べて…
お腹が 出てきた ああ










2017.04.08*-







 




















「 ほーちんの もとに
おはなが ふってきたーっ 」

花吹雪を よろこぶ
3回目の 春



















一緒に 過ごせるのが
うれしゅうて 仕方ない 父と子
ケタケタ ヒーッヒヒヒ
笑い転げる











2017.04.05*-







 


折り紙の 凧ブームは
続いちょって
きょうも リクエストに
応えて 作った

作りだしたら
本気に なる私

途中 行きづまり
「 あー 失敗したあー
ああーーーーーーっ 」
と 頭を 抱えた

そしたら
優しい声が する

「 だいじょうぶよ
あーちゃん
なかんでも
いいんよ 。。」

あれまーーー










それから ごみ出しに
行ってきた 夫を
玄関で 迎えて
「 いっちゃん
ありがとう 」
と 言う

あれまーーー








まだ 空気を 読んで
言うべきことを
選んだり せんから
まっすぐ のびた
言葉には
チカラが あって
はっ と する

私が 口先から
出る 言葉の
安っぽさよ…








te









2017.04.03*-







 







「 おともだちが
だーめーよっ
って いって
こころが
モヤモヤしたの… 」

ある朝 ぽつりと 言うた

園庭から 教室に 向かう
足どりが 重く
手を つないで
うねうね しよったら
担任の先生が
迎えに来て
くれちゃった

先生の手を 引いて
うさぎ小屋に 行く 娘っこ

「 ほーちん うさぎさん
すきなんよねっ 」
と 先生

ゆったりと 寄り添って
くれて感じ じゃったので
モヤモヤの件を 話してみる

「 ああ〜 昨日
お片付けの時間に ほーちんは
まだ 集団のルールが
分からないから 遊んでたんです
それを 他の子が 止めてて
強く 言っちゃう子も
いたんです… 」

あれまあ
15人も おる こどもの
きのうの モヤモヤを
分かっちょってなんて
すごいなぁ

たとえば モヤモヤが
その件じゃなかったとしても
そんなふうに
見守られちょるなら
心強かろうな

そして 先生と
手を つないで
娘っこは 教室に
入って行った

3時に 迎えに 行くと
にっこり 笑って
「 ねえ ねえ
あーちゃん
こころの モヤモヤが
なおったの ♪ 」
と 言うた

そうか
心は いろんな 出来事で
モヤモヤするけど
また いろんな 出来事で
晴れるんじゃね

それは とても
ええ 学びじゃったなあ

それから 翌日 また
「 ほーちんは まだ
あそぼうと おもったの
おともだちが だめって… 」
とか ぼそっと 言うた

「 そうなん そりゃ
モヤモヤしたねえ
お片付けの時間じゃったん?」
と 聞いてみたけど
なんか ぶつぶつ 言うた

でも まあ あるよね〜
自分の落ち度は 置いといて
モヤモヤしたり
1度 流した モヤモヤを
思い出して もいっかい
モヤモヤしたりね〜

なんか もう おなじじゃな(汗)





 ハート 






2017.04.02*-







 


1月ごろのこと
幼稚園用の 座布団を
縫うたとき

いちご模様の
小さな 座布団を
娘っこは 喜んで
「 ざぶとん どーやって つかうの? 」
と 聞いてきた

「 もうすぐ 3歳になったら
幼稚園に 行くじゃん? 」
「 うん 」
「 そしたら 幼稚園に
ほーちんの 椅子が
もらえるんよ
その椅子に つけるんよ 」
「 椅子が もらえるの?
へぇー そうなんだー
ふしぎだなー 」

たくさんの 入園グッズに
囲まれて わくわくしながらも
実際 どんなことに なるんか
想像も つかん 様子じゃった

はじめて 親元を はなれて
ひとりで 集団の中に
入っていくんじゃもの
それは それは
大仕事じゃろう

娘っこは 入園まえから
服のそでを ときどき
噛むように なった

そして 入園すると
本格的に はむはむと
噛みだした

こいぬが ボールと
じゃれるように
はむはむ はむはむ

朝 支度が すんで
「 幼稚園に 行くよ 」
と 声を かけると
はむはむ はむはむ

駐車場から 歩いて
幼稚園の門が 見えると
はむはむ はむはむ

緊張感と がんばりの
バロメーターのようじゃった

幼稚園に おる間も
はむはむ しよるらしく
スモックの 袖が
つばで 濡れて
手首が かぶれだした


袖を 噛むのは
指しゃぶりと 同じで
寂しさや 不安や いらだちやら
感じよるとき 無意識的に
自分で 自分を 安心させようと
するのらしい

先生たちも お母さんたちも
「 ほーちゃん がんばっちょるんよね 」
と はむはむを 温かく 見守ってくれた

それから 幼稚園で
1度 不安に なって
泣いたらしい

でも 朝は 泣くことなく
「 ようちえん いかん 」
って 言うた日も
みかんの グミを
1粒 あげると
「 いくっ! 」
と 家を 出た

3時に 迎えに行くと
「 まだ あそぶー! 」
と 園庭で ほかの子たちが
ほとんど 帰ってしまうまで
残って 遊んだ

それくらい 魅力もある ところで
それくらい しんどくもある とこ
なんじゃろう

「 ふしぎだなー 」 と
想像を めぐらした
大きな変化を
小さな からだで
くぐってきたんじゃな

袖を 噛むのが
すこし 減ってきた頃
春休みに 入った

家の中でも
「 てを つないで 」
と 私のあとを
ついてくることが
増えた 娘っこと
いっぱい 遊ぼう

そう 思っちょったら
娘っこは 咳を 始め
鼻を 垂らして
風邪ひいた

毎日 がんばって
気を 張っちょったんが
休みに 入って ほっと
気が 抜けたんじゃな

ひとやすみ
ひとやすみ


ひだりあしあし












2017.03.28*-







 
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