げんぱつくん さよなら    

しろくまのデモ 

              


娘っこが 入園してから
父子の時間が
ぐっと 減った

夫は 三交代勤務で
土日休みじゃない

全く 会えん日が
続いたりする

夫は 朝5時に 出勤し
娘が 寝てから 帰宅したり
昼前まで 寝ていて
夜中まで 働いたりする

娘っこは ある日
私と 夕飯を 食べながら
思い出したように

「 いっちゃんって
いいなぁ〜
いっちゃんって
いいよねーっ 」

と うっとり 言うた

そして 翌朝 起きて すぐ

「 いっちゃんは? どこ? 」

と 聞いてきた

「 さっき 会社に
行っちゃったんよ
きのうの晩 帰ってきて
ほーちんを よしよしって
してたんだけどね 」

ふーん と
聞いている

それから 夕方
幼稚園帰りの
車の中で とうとう

「 いっちゃん
かえってこない 」

と 言い出した

「 今日は もうすぐ
帰ってきてくれるよ 」

と 言っても


「 もう かえってこないよ!
いっちゃん かえってきません! 」

と 怒っちょる 怒っちょる

三交代の 不規則な リズムが
娘には 理解できんし
急に 会える時間が 減って
混乱しちょるんじゃろう

毎朝 毎朝
目を 覚ますと
「 いっちゃんは どこ? 」
と 聞いてくる









2017.03.21*-







 


幼稚園で
おさんぽした
おみやげ







つくしよ!
カエルが いたの!
ミミズも みつけた!


紙コップ(水なし)に
入れて 持って
帰ってきたから
体温が伝わらんで
小さな花も
まだ生きちょる







飾ると

「 わぁ!
パーティーが
できるねっ ♪ 」

と よろこぶ


ん?
誕生日と 来客時にしか
お花を 飾らんもんで
花 = パーティー
と 思っちょる?


まあ えっか
お団子 買って
春のパーティを
しよう








2017.03.17*-







 


娘っこは
生外郎が
好きじゃ

山口の生外郎は
わらび粉が 入って
わらび餅に あんを
練りこんだように
もちもち ぷるんとする

餅と あんこを
愛する 彼女には
たまらん 組み合わせ

抹茶と 小豆と 桜味の
ひとくちサイズを
幼稚園帰りに
買いに 寄り
ひとつは おやつに 食べ
のこり ふたつは
夕飯の後に 食べた

黙って まじめに
はむはむ 食べ
「 美味しい? 」
と 水を 差す 私らに
すこし 困って 小さく
「 おいしぃ 」と 答え
はむはむ はむはむ
2本 平らげた

それから ひと呼吸して
顔を あげ
「 あーあ おわっちゃった
また かいにいきたいねっ ハート
と 言うた

食べものに あまり
執着を 見せん 娘っこから
こんな 情熱的な コトバを
引き出すとは
生外郎
あん餅に 勝ったかも

きょうは
ホワイトデーに
夫が 買ってきてくれた
桜餅を 初めて 食べた

「 はるの おいしい おかし? 」
と 絵本の言葉を
感慨深げに 言うて 喜び
また 黙って
まじめに 食べた

「 葉っぱも 食べられるよ 」
と 教えたけど
うまく 葉っぱが 噛みきれず
葉っぱを 広げて
餅と あんこを
はがすように 食べた

そして また 私らは
「 美味しい? 」と
水を差してしまう

本当に 美味しい時は
それどころじゃないと
分かっちょるのに
聞きたくなってしまう

「 おいしぃ 」と
視線を 上げずに
答えてから また
食べ続け
さいごに 残った
桜の葉を 丸めて
ぱくりと 食べた

「 葉っぱだけ 食べたら
塩からかろ?
きすかろう? 」
と 聞くと
また ちいさく 神妙に
「 おいしぃ 」
と 答えた

食べ終わって
「 外郎と さくら餅
どっちが 好き? 」
と 聞いてみた

なんでじゃろう
こういうことを
聞いてみたくなる

娘っこは とても 困って
長く長く 間を 置いてから
私が 答えを あきらめた頃
「 どっちでも いいよ 」
と まじめに 答えた





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2017.03.15*-







 


あん餅を お茶碗で
きなこ味の
お汁粉に して
食べる

これが しみじみ
ほーっ と する




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きなこ しるこ



1. お茶碗に あん餅を ひとつ
( 冷凍のまま )

2. 湯冷ましを お餅が
半分つかるくらい
そそぐ

3. レンジで お餅が
柔らかくなるまで チン

4. キッチンばさみで
お餅を 6当分する

5. きなこを 大さじ1 入れ
スプンで 混ぜる




お湯に とけた
あんこと きなこが
ほんのり 甘くて
香ばしい

娘っこも 大好きで
汁の さいごの 一滴まで
美味しそうに 食べる

あたたかいし
こどもが ゆっくり 食べても
汁の中の お餅は
やわらかいまま じゃから
食べやすい

寒い朝や あんまり
食欲のないときにも
やさしく 食べられる
















2017.03.12*-







 


私が 風邪を ひいたので
幼稚園の 親子交通教室に
夫が 行ってくれた

幼稚園に 着いて
娘っこの クラスの
前を 通ると

夫を みつけた 娘っこが
「 いっちゃんっ! 」
と 戸から
駆け出してきたそうな

そして 先生に
連れ戻されて 教室に
入って行ったんと

自由時間じゃ
なかったんじゃな

席に 戻った 娘っこが
指しゃぶりを しよるんが
見えたらしい

そのあと 講堂で
交通教室が はじまり
前には 園児が 並び
うしろに 親が 集まって
座っちょったらしい

途中 間が あいたとき
娘っこは うしろに
夫を みつけて
うれしそうに
やってきて
ちょんと 膝に
座ったそうじゃ

ほいで また 先生に
連れられて みんなの列に
戻って行った

そのあと 親子ペアで
横断歩道を 渡る
訓練なんかが あり
交通教室が 終わると
娘っこは 晴れて
いっちゃんと
手を つないで
帰ってきた

という話を 夫から 聞いた

翌朝 また 先生から
聞いたことには
交通教室の 始まる前に
よそのお父さんの 足に
「 いっちゃん! 」
と 駆け寄り 抱きついて
顔を 見て
あ! ちがった!
と びっくり
あわてていたという

そうすると
この日 娘っこは
短い間に 3回も
いっちゃん めがけて
タックルしたんじゃなぁ

慣れん場所で
いっちゃんを みつけて
よほど 嬉しかったんじゃろう

慣れた膝に 座って
休みたかったんかな

あきらめずに
3回も くり返す
しぶとさも
まあ えっか

外で がんばりよるぶん
家では 気を ぬいて
甘えさせちゃらんにゃあな









2017.03.08*-







 


幼稚園の
入園グッズを
作りよるときの
ことじゃった

娘っこの 選んだ
いちご模様の布で
いっぱい 作った

ミシンを 買うところから
始めた私は もう ヘトヘトで
こんなシステム 過酷すぎると
涙目じゃった

でも 娘っこは
裁縫箱に 目を キラキラさせた

まち針のパールがかったビーズや
色とりどりの刺繍糸を みつけ
宝石箱のように
のぞきこんだ

針は 危ないからね
この箱は 触らんでね
と 言い
毎回 刺繍糸の中から
1本 ぬきとって あげた

それを わぁ!と よろこんで
眺めたり 遊んだりしよった

ミシンの スイッチを 入れると
ギュイーン ガッチャン
と 音を たてて
鉄の機械が 立ち上がる

「 あ、ミシンが
すてきな いと ♪
って ゆうたね 」

娘っこが ちいさく 言うた

え? そうなん?
ミシンの言葉が
分かるんか?

それに このミシン
そんな 乙女チックな子
じゃったんか

それから スイッチを
押すたびに
耳を すましてみるんじゃが
私には どーしたって
ミシンの おしゃべりが
聴こえてこんのじゃった

でも ちょっと この
重たくて 大きくて
難しげな 機械に
愛着が 湧いた

こどものときにだけ
出逢える トトロのような
世界が あるんじゃなぁ



 










2017.03.04*-







 


晴れた日に
ふたりで ドライブ

うしろの シートから
気分良さげな 声が する

「 あれは き 。
いちばん かわいい き 。 」

「 あれは やま 。
いちばん かわいい やま 。 」

「 あれは うみ 。
いちばん かわいい うみ 。 」

海辺の 温泉へ
行く ところ

見晴らしの良い 歩道に
ハイキングルックの
おじいさんたちが みえた

「 あれは ひと 。
かわいい ひと 。 」

車窓を ながめる
ちいさな人から
こぼれおちてくる
ことばの 並び





 








2017.03.02*-







 








入園 早々
マラソン大会

3歳児クラスは
220メートル 走る

これが ちびっこには
なかなかの 長距離じゃ
娘は はじめての練習で
ツカレタ ツカレタ
って 言いながら
走ったらしい


予行演習の日
早めに 迎えに行くと
いちばーん ビリを
先生に 手を 引かれて
ひょっこら ひょっこら
走りよった

どんどん 前と 引き離されて
ひょっこら ひょっこら

上級生に
ガンバレー ガンバレー
と すごい 応援されて
ひょっこら ひょっこら

ほーちん 申し訳ない
足が だんとつ 遅いのは
完全に 私に
似てしもうたんじゃなぁ

帰りの車で
「 はしったの
ガンバレー って
おうえんも したの ♪ 」
と 言うてた


そして 本番
やっぱり ビリッケツを
ひょっこら ひょっこら
駆けてくる

でも 今日は 手を 引かれず
1人で 走りよる

お友達の背中も
近くに 見える

ひょっこら ひょっこら
早歩きにも 見えるけど
あれは 精一杯 走りよる


ご褒美に 配られた
ペロペロキャンディーに
大喜び
神妙な顔つきで なめて
カリカリッ と かんで
「 ぶどうのあじがする 」
と 言うた













2017.02.25*-







 


「 うたを うたったのよ 」

いま 幼稚園で
習いよるんて

「 どこかで春が 」

そんな 季節じゃなぁ




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どこかで 春が 生まれてる
どこかで 水が 流れ出す

どこかで 雲雀(ひばり)が 鳴いている
どこかで 芽の出る 音がする

山の三月 そよ風吹いて
どこかで 春が 生まれてる





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2017.02.21*-







 







今日から
5時起き
お弁当生活

作りおきも
用意しちょったのに
まるまる1時間
かかった

そのうち 上手く
なるじゃろうか

娘っこは 幼稚園が
好きみたいで
迎えに 行っても
駆けよって
来たり
せん

帰りの車では
「 たのしかった!
せんせーって いいなぁ〜 」
とか 言うてる

ほかのお母さんから
「 ほーちゃん 2日目に
園庭で 年中さんに
自分から 駆けよって
話しかけてたよ〜 」

とか
たのしそうに
過ごしよる
話を きく

朝行くと 年長の
立派な お姉ちゃんが
駆けてきて
「 昨日から もも組に
新しく 入った
ほーちゃん?!
まえ プレ幼稚園にも
来ちょったよね? 」
と 声を かけてくれた

みんなが
小さな 新入りを
あたたかく
見守ってくれちょる

そんな風なので 今朝も
娘っこは 振り返りもせず
小走りで 教室に
入って行った

家を 出るとき 玄関で
ぎゅーっ として
いってらっしゃい
と いうのは
ただ 私のために
やりよんかもしれんな







追記 。。


お弁当箱は
空っぽに なって
帰ってきた

今日は 帰りぎわ
先生に
「 まだ 帰らん! 」
って 言うたらしい

でも 疲れは
するんじゃろう
ぐっすり
昼寝しちょる

幼稚園の皆さんに 感謝を
すこやかな新入りに
リスペクトを






2017.02.20*-







 
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